在宅でできる仕事を探している方で、
「特別なスキルがないけど家でも仕事ができるのかな?」
…と気になっている方、いませんか?
私は在宅勤務で在宅ワーカーの採用の仕事をしているのですが、その中で「パソコンに自信がないけど…」という方がたくさんいらっしゃいました。
「キーボードで文字を打ったことがない」「ガラケーしか使ったことない」というような方で、勉強する意欲のない方は在宅ワークは難しいと思います。内職や身体を動かすような仕事のほうが良いかもしれません。
でも、本やインターネットで学べる今の時代、よほど機械アレルギーでなければ、特別なスキルや経験がなくても大丈夫です。
この記事では、私が在宅勤務の採用の仕事をしていて感じる以下のことをまとめました。
- 必要だと感じるスキル
- 採用されるポイント(簡単に)
- どういう人が内定をもらっているのか
- リモートワーク・在宅勤務できる企業で働きたい
- 特別なスキルや経験はないけど在宅ワークをしたい
- フリーで企業や依頼主から仕事をもらい働きたい(エンジニア、デザイナー、ライターなど)
参考)在宅ワークで身につけると良いおすすめスキルの紹介はこちらの記事
在宅ワークで必要なスキル
たとえば、エンジニアやホームページ制作、法務、通訳・翻訳……などの仕事は、技術や経験が必要です。
ただ、「特別な資格も経験もスキルもない!」という方でも、きちんと家で働けます。
私はIT企業で人事・採用の仕事をしています。
また、ホームページ制作・デザイナー・マーケティングの方に仕事を依頼したり、エンジニアの採用に携わったりもしています。
そこで、どんな方を採用しているのか・どんな方に仕事をお願いしているのかというと、まずはこんな方です。
- 基本的なビジネスマナーがしっかりしている方
- 人柄の良い方
「え?当たり前すぎない?」と思われるかもしれません。
でも、この基本的なことがきちんとできていない方がとっても多いです。
つまり、特別なスキルや経験がなくてもこのような方は採用されやすいです。
- ビジネスマナーがしっかりしている
- (応募動機がしっかりしている)
- 人柄が魅力的
- やる気や熱意が感じられる
- 優しさや丁寧さが感じられる
具体的にご紹介していきますね。
ビジネスマナー
先にも記載した通り、残念ながら基本的なマナーのない方がけっこういらっしゃいます。
たとえば、
- 応募先が提示する書類を提出していない
- 応募先が記載を依頼している事項に回答していない
- 締め切りが守られていない
- スマートフォンのメールから送信している
- メールに挨拶がなく、いきなり本題に入っている
といったことです。
つまり、
基本的な確認事項やマナーができていない方が多い → 経験やスキルがなくてもチャンスはある
ということです。
詳しい応募のコツは以下の記事で書いています。
【採用担当が教える】在宅ワークの求人に受かるコツ・仕事をもらうコツ
応募動機
フリーランスで請け負って働くような仕事は該当しないかと思いますが、企業に雇用されるような従事関係で働く場合、【応募動機】を重視することも多いです。
在宅勤務を希望される方はこの点が弱い方が多いので、差別化できる部分です。
みなさん志望動機として書かれているのが、
- 在宅で働きたいから
- 子どもと過ごす時間を大事にしたいので、家で働きたいため
- 腰を悪くしてしまい、在宅ワークを探していたから
…といった内容。
ただ、上記のような理由の場合、採用担当は「べつのウチじゃなくてもいいよね…」と思ってしまいます。
なぜその企業に応募したのか?なぜその企業で働きたいと思ったのか?
ぜひ、説得力のある内容を書いてください。
例)
- 貴社代表◯◯様の記事を拝見し、私も△△の理念に共感したため・・・
- ホームページを拝見し、◯◯といった貴社の事業に△△の経験を活かしたいと考えたため・・・
人柄
主に面接で見られる部分が、人物面です。企業で働く場合は「人柄」を一番重視しているところも多いですよ!
実際にエンジニアなど技術職の求人でも、コミュニケーション力や熱意、誠実さなどを最重要点としている企業も多いです。
事務職、営業職、技術職など職種を問わず、企業で働く場合はチームワークが必要になります。
「どんな人と一緒に働きたいか?」を見ています。
面接では応募理由や職務経歴などをあらためて聞かれることが多いため、きちんと答えられるようにしておくとベストです。
いずれ面接のコツなどは別途記事にできたらと考えていますが、気をつけるポイントを簡単にご紹介しますね。
面接のポイント
- 第一印象が重要
- ビデオ面接の場合:自然な笑顔
※服装や髪型、背景に映る部屋は散らかっていないか等もチェック - 電話面接の場合:明快な調子で挨拶をする
- ビデオ面接の場合:自然な笑顔
- 受け答えはハキハキと
- 答えは、短すぎず・長すぎず
- 結論から話すとベスト
- 聞かれたことに回答する
面接では第一印象がとても大事です。
最初に「この人大丈夫かな」と思われてしまうと、それを払拭するのは大変です。
普段おとなしい方はいつもよりワントーン高め・明るめの声を出すよう心がけてみてください。
反対に元気すぎるような方は、意識して少し落ち着いたトーンにしてみるのがオススメです。
また、「あれもこれも説明したい!」とダラダラしゃべってしまうのはかえって逆効果です。
伝えたいことを先にしっかり話し、短く補足すると良いですよ。
エンジニア、プログラマーなど技術職の方に注意いただきたいこと
ちなみに開発職の方、WEBデザイナーなどクリエイティブな職業の方も、特に「メールの書き方」や「人柄」も大事だと押さえておいてください。
企業で働く場合はもちろん、フリーランスで働く場合も同様です。
「スキルや経験があればいいだろう」ということではなく、技術職やフリーランスの場合も「この人に仕事をお願いしても大丈夫かな?」「この人と一緒に仕事ができるかな?」ということを見ています。
以前私がある企業でデザイナーの方に仕事をお願いする際、クラウドソーシングサイトで募集したところ、何十という応募がありました。
ですが、応募フォームでいきなり本題に入っていたり、名乗っていなかったり、という方がけっこういらっしゃって……。
正直なところ、そういう方に仕事をお願いするのは不安です。
いくら仕事をキッチリこなしてくれたとしても、快い取引にならないと考えて、お断りしていました。
「必要なことをやってくれればいい」というクライアントもいるかと思いますが、末永い取引を考えると、マナーや人柄もとても大事です。
「この人にまたお願いしたい」と思わせるのがものすごく重要です。
在宅ワークで仕事を得るために一番確実で良い方法が、「人脈」なんです。
私も、「えりさんにお願いしたい」と人づてで仕事をもらって今に至ります。
「この人と仕事をしたい」「また依頼したい」と思わせるにはテクニック的なポイントも必要ですが、まずは基本的なことが根本に必要です。
- メールやチャット、応募フォームなどを丁寧に書く
- こまめに報告・連絡・相談をする
- 誠実に対応する
まとめ:在宅ワークで必要なこと
以上、家で働く・遠隔で働くために必要なことを記載しました。
対面でなく遠隔で仕事をするため、経験やスキルの前に必要なのは以下のことです。
- 人柄(丁寧さ、熱意、誠実さなど)
- ビジネスマナー(基本的な確認事項や連絡はきちんとしているか)
「特別な技術も経験もない」と在宅ワークを諦めている方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
エンジニアやデザイナー、フリーランスの方は、技術や経験にとらわれず、基本的なマナーやコミュニケーション力も必要になります。
もし技術職やフリーランスを目指している方がいらっしゃったら、スキルと一緒にマナーやコミュニケーション力の勉強もしてみてくださいね。
詳しい応募のコツは以下の記事で書いていますので、よろしければご覧ください。