
「在宅ワークをしたい」という方とお話していて、比較的多い質問が「何を準備すれば良いの?」ということ。
答えはシンプルです(^^)
記事本文ではもう少し詳しく触れつつ、あると良いものなども書いています。
パソコンの詳しい選び方については以下の記事にて。
家で働くために…
- パソコンの他に必要なもの
- スキャナや電話機などは必要か?
- スマートフォンだけでは仕事はできないのか?
在宅ワークをするにあたって必須のもの
家で働くにはパソコン環境があれば充分です。具体的には以下のもの。
- パソコン
- インターネット環境
- セキュリティソフト
- パソコンを置くスペース
「どの程度のパソコンがあれば良いのか?」ということは、別の記事で記載しています。
インターネットの回線は速いほうが便利ですが、「ドコモ光」「フレッツ光」など昨今一般的に流通している環境なら問題ないと思います。
セキュリティソフトについて
企業や依頼主の大切な情報を扱うので、家で働くにあたりセキュリティソフトは必須です。
マカフィーやウイルスバスターなど、たいていは最初から付いているパソコンが多いですね。
企業やクライアントによっては、セキュリティ対策は必須としているところもあります。
ちなみに・・・。
私は「ESET インターネット セキュリティ」というソフトを使用していて、「3台3年」というバージョンを使っています。
7500円で3年3台まで繋げるので、スマホやタブレット、家族の分のパソコンにも利用できるためです。
それまではマカフィーなどいろいろ使ってきましたが、もうここ10年弱ESETです。
ESETのメリット
- コストが安い(1年あたり2500円、1台あたりは1年800円ちょっと)
- 速い
ESET以外最近使用していないというのもあり、デメリットは感じたことがありません。
あると便利なもの
つぎに、あれば便利なものはこちら。
- スマートフォン
※固定電話は不要 - プリンタ・スキャナ
- WEBカメラ・ヘッドセット(イヤホンマイク)
- 専用の机
スマートフォン(固定電話は不要)
空き時間にスマートフォンからメールやチャットを確認することができるので、あれば便利です。とはいえだいたいの方がお持ちでしょうか。
(「スマートフォンにまで仕事の連絡がくるのは嫌だ」というようにプライベートとの時間をきっちり分けたいのでしたら、メールアプリやチャットアプリの通知オフという手もあります。)
一方、固定電話は不要です。
「家で働く」=「個人事業主」になる場合が多いので、用意しておいたほうがいいのかと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、要らないことが多いです。
もしテレマーケティングや電話対応が発生する仕事をしたい場合も同様です。というのも、だいたいが以下のパターンになるためです。
- パソコンの電話ソフトを使用する(スカイプなど)
- 企業の貸し出す電話を使う
- 自身のスマートフォンを利用する(利用料金は企業が後日支払う)
「従業員や作業者が電話代も負担しろ」という場合、ハッキリ書くと「会社や依頼主がケチ」です…。
そのようなところでは報酬アップが見込めなかったり、他にも報酬削減の対策が取られていたりする可能性があるので、避けておいたほうが無難です。
ただ、企業が電話料金を負担してくれるなら検討の余地はあります。
自分の電話番号を仕事に使いたくないという場合も、電話番号は別に用意してもらえるケースもあるので、気になっている求人があるなら聞いてみると良いかも。
プリンタ・スキャナ
仕事によっては何かを印刷したりスキャンしたりすることもあるので、プリンタが必要になることもあります。
ただ、求人情報に「プリンタ必須」と書かれていなければわざわざ用意しなくてもかまいません。
ちょっとした資料ならコンビニでも印刷できるため必須ではありません。
WEBカメラ・ヘッドセット(イヤホンマイク)
パソコンのディスプレイにカメラがついているのでしたらわざわざWEBカメラを買う必要はありません。
また、ビデオ通話など自分の顔を映して誰かと話すことがなければ不要です。
ただ、企業やクライアントと通話や会議をする場合ヘッドセット(イヤホンマイク)はあると便利です。
ノートパソコンは本体にマイクが付いているものも多いので、ヘッドセットがなくても会話は可能です。
でも、
- 相手の声がよく聞こえない
- こちらの音(キーボードのタッチ音やマウスのクリック音など)が通話相手に聞こえやすい
ということがありがちです。
もしスカイプなどで会議・通話をすることが多いという場合、ヘッドセットの用意を検討してみてください。
作業用のスペース
パソコン・仕事専用の机は、あるとプライベートとの切り分けがしやすいです。
「仕事部屋」があればベストですね。
家で働くデメリットのひとつとして、「私生活と仕事が混合しやすい」ということが挙げられます。
参考:家で働くことのメリット・デメリット【体験談と事例から】
ですが、作業机などの仕事スペースがあるとプライベートと仕事の区切りが付けやすいです。
この机に座ったら・この部屋に入ったら【仕事モード】にスイッチを入れるなど…。
私も仕事専用の机を購入しました。
ただ、必須ではありません。リビングだろうがコタツだろうがどこでも作業できますので(^^)
仕事を本格的にするようになったら検討してみてはいかがでしょうか。
「スマホだけでOK」の仕事はアヤシイ
主にクラウドソーシングで「スマホだけでOK!」という求人を見かけることがあります。
ですが、そのような仕事は応募しないほうが良いですよ。
多くがマルチ商法やそれに近いような仕事だからです。
私が在宅ワークの求人を探し始めたころ、「人をスカウトする採用系の仕事」「スマホだけでお仕事できます」といった内容の募集がありました。
私は自分の経験とやりたいことを合わせて「人事・採用の仕事がしたい」と考えていたので、「スマホだけでOK」という文言に引っかかりつつ応募しました。
ところが…。
いきなりLINEアカウントを聞かれ、いぶかしながらも伝えると…。
怪しいセミナーに案内されました。
冒頭だけ聞いて「これはダメだ」と思い退場したのですが、要するに「人を集めれば集めるほど稼げる」という内容の仕事…作業でした。
どんな求人がNGなのか、詐欺クライアントを見抜く方法、などは別途記事を書く予定ですが、今回のように以下の文言が書かれている求人は「アヤシイ」と思ってください。
- スマホだけでOK
- LINEアカウントがあればOK
- 1日5分で月10万円稼げます
スマートフォンだけでできる仕事はありません。
たとえば電話営業の仕事で、よほど簡単に報告ができるようなシステムを取り入れていればスマホだけでも作業はできるかもしれませんが……
「スマホだけで大丈夫」と断言してしまうクライアントがどうなのかと疑ってしまいます。
電話営業の仕事でもきちんとしたものなら、メールやエクセル、企業のシステムなどできちんと連絡や報告などやり取りをしあうことは必須だと私は考えます。
なので、家で働く上で「パソコンは必須」と考えていただければと思います。
(高性能なタブレットでパソコン同様アプリやシステムを動かせるなら作業も可能かもしれません)
まとめ
家で働くためには、「インターネットに繋がったパソコン」があれば事足ります。
また、その他あると良いのが以下のもの。
- スマートフォン
- 固定電話は不要
- プリンタ(仕事による)
- WEBカメラ・ヘッドセット(イヤホンマイク)
- 仕事専用の机や部屋、スペース
基本的に「ビジネスはコストをかけず始める」のが鉄則なので、最初は必要最低限の用意で行なうのがオススメです。
たとえば、初めは手持ちのパソコン、もしくはコストの安いパソコンなどで在宅ワークを始めて、軌道に乗ってきたら環境を整える、という方法。
ただ、初めから高いパソコンを購入し作業スペースも用意することでモチベーションを高めるという手もあります。
ご自身の予算や必要度に応じて、用意してみてください!