当サイトでは、WordPressの有料テーマ「THE THOR (ザ・トール)」を使用しています。
2019年8月のブログ開設当初から利用していて、9月にはGoogleアドセンスに無事合格できました。
別ブログではCocoon(コクーン)という無料テーマを利用しているのですが、本ブログ立ち上げにあたり有料テーマを使ってみようと考え、たくさんのテーマを調べた中で「ザトール」を選びました。
- なぜ他のテーマではなくザ・トールを選んだのか?
- ザ・トールのメリット
- ザ・トールのデメリット
ザ・トールを選んだ決め手
WordPressの有料テーマを購入するにあたり、候補だったテーマは以下の6つです。いずれも有料テーマの中では著名なもの。
- THE THOR (ザ・トール)
- AFFINGER5(アフィンガー5)
- JIN(ジン)
- STORK(ストーク)
- SANGO(サンゴ)
- DIVER(ダイバー)
それぞれの価格やメリット・デメリット(個人的な意見含む)はこちらです(価格はすべて税込み)。
テーマ | 価格 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
THE THOR | 16,280円 | 高速・デザインのテンプレがかっこいい・AMP/PWA対応 | 値段が高め |
AFFINGER5 | 14,800円 | 多機能・デザイン豊富・AMP対応 | 一部機能が有料 |
DIVER | 17,980円 | 多機能・AMP対応 | 値段が高め・速度が落ちるという評判あり |
JIN | 14,800円 | デザインが豊富・マニュアルやサポートがしっかりしている | 利用者が多いのでデザインがかぶりがち |
STORK | 10,800円 | デザインがシンプルで見やすい | 複数サイト利用不可 |
SANGO | 10,800円 | デザインがシンプルで見やすい・マニュアルやサポートがしっかりしている | 利用者が多いのでデザインがかぶりがち |
THE THOR (ザ・トール)のメリット
私がTHE THOR (ザ・トール)に決めた理由は以下で、それは使用していてもメリットとして感じています。
- 速い
- デザインが良い
- いろいろな機能がある
- 複数サイトに利用可
1. 速い
当ブログの表示速度をPageSpeed Insightsで計測したところ、かなりのハイスコアが出ています。
パソコン表示:
モバイル表示:
当ブログのサーバーは「カラフルボックス」で、こちらも高速を謡っているため一概に「トールがいい!」とは言えないのですが、同じカラフルボックスを使用している別ブログより表示速度が速いため、トールの影響も大きいのではないかと考えています。
別ブログの利用テーマはコクーン(Cocoon)です。
別ブログ(パソコン版):
別ブログ(モバイル版;)
体感としても、当ブログはサクサク表示されるかな~という印象を受けます。
2. デザインが良い
ザ・トールには、「デモサイト」として9つのテンプレートが用意されています。
「デザイン着せ替え機能」を使用することで、簡単にハイセンスなブログやサイトができ上がります。
ちなみに、当ブログは「デモサイト03」を元にしています。
他のテーマ、たとえばJINやSANGOも見やすく素敵なデザインで悩んだのですが、利用されているブロガーの方が多いなという印象があり…。
テーマをいろいろ調べていると、「あ、これSANGOだな」というのがなんとなくわかるようになったんです。
「きれいだな」とは思うのですが、「他とかぶりたくないな」と考えた私は、ザ・トールに決めました。
デモサイトのデザインはもちろんカスタマイズ可能なので、好きなデザインをベースに自分で作り込んでいくことができます。
3. 機能が豊富
すべて使いきれていないくらい、ザ・トールは高機能です。
デザインを適用すれば見栄えの良いサイトが仕上がるため、あまり触らなくても充分使えるのですが、カスタマイズ好きの私はいろいろ試しています。
- ボックスやアイコン、見出しなどの種類が豊富
- ランキングサイトの作成が簡単
といった特徴は他のテーマにも当てはまりますが、ザ・トールならではの機能がこちら。
- 主要な機能を使うのにプラグインが不要
- AMP標準対応
- PWA標準搭載
- ブログの検索機能が充実
プラグイン不要の基本機能搭載
プラグインを多く搭載すればするほど、サイトの速度は落ちやすくなります。
また、テーマによっては特定のプラグインと干渉して表示が崩れたり、機能が働かなかったりすることも。
プラグインはなるべく使わないほうが無難とも言えます。
ザ・トールには、通常プラグインでないと実装できない機能が標準で付いています。
- 問い合わせフォーム(Contact Form 7)
- SEO対策(All in One SEO Pack)
- もくじ表示(Table of Contents Plus)
- ブログのサイトマップ作成
など
私もどのプラグインも使用していません(Googleフォームを利用していたりしますが)。
ザ・トールの機能のみでまかなえるのはけっこう便利ですよ。
AMPとPWAに対応
※専門家ではないのでざっくり解説しています。
AMPとはAccelerated Mobile Pagesの略で、Googleが開発したモバイルページを高速化させるしくみのことです。
サイトやブログに導入されていることで検索に優位になるということはないそうですが、ページが高速表示されるということはユーザーの利便性に繋がるとも言えます。
また、今後はどうAMPが重視されるかはわかりません。
それならば、AMPに対応していないより対応しているテーマのほうが良い、と考えたことも、私がザ・トールを導入した理由のひとつです。
PWAも同様です。
PWAはProgressive Web Appsの略で、WEBアプリのような機能を搭載できるしくみです。
たとえば、スマートフォンでブログやサイトを見ていて、「ホーム画面に追加」と画面下に表示されたことはありませんか?
このように、PWAを使うとアプリを使用せず簡単に機能を実装することができます。
PWAについても対応していないよりしていたほうが良い、と考えました。
私が比較、検討したWordPressテーマの中で、AMPに対応しているのは「ザ・トール」の他、「アフィンガー」と「DIVER」のみです。
ただ、PWAについては比較したテーマの中で実装しているのは「ザ・トール」のみでした(2019年11月現在)。
検索機能が充実
ザ・トールには、細かく絞り込み検索できる機能がついています。
上記の画像はデモサイトの08のもので、まるで通販サイトのような検索機能を使うことができます。
商品の紹介が多いレビューサイトなどにはピッタリの機能ですね。
4. 複数サイトに利用可能
WordPressのテーマの中で「STOKE」がもっともお手頃価格で、デザインもシンプルだったため悩みました。
ですが、STOKEは1つのサイトにしか導入できません。
「自分はこのブログ1本でやってく!」という決意が固い場合には良いのですが、将来的にどうなるかわからなかったため、私は複数利用可のテーマを選びました。
THE THOR (ザ・トール)のデメリット
反対に、ザ・トールを利用していて「いまいちだな」と感じるのはこちらの2点です。
- 痒いところに手が届かない
- フォーラム(サポート)やマニュアルがいまひとつ
1. 痒いところに手が届かない
機能が豊富なザ・トールですが、そのぶんひとつひとつのカスタマイズにこだわろうとすると、「惜しいな」という点がいくつかありました。
「自分でゴリゴリカスタマイズしたい場合」に気になるのであって、あまり触らない人は関係ないかもしれません。
たとえば、こんなこと。
- ウィジェットが配置できるエリアが少なめ
- 独自アイコンを挿入する手間がかかる
- ボックスや見出しを詳しくカスタマイズしたい場合、CSSをいじる必要がある
ウィジェットを配置できるエリアが少なめ
ザ・トールで広告やプロフィールなどのウィジェットを配置できる位置は以下のとおりです。
- トップページ上下
- 投稿ページ上下
- 固定ページ上下
- メニューパネル
- サイドバー
- 追従サイドバー
- フッター左右中央
トップページや記事ページは「真ん中」あたりも入れてほしかったですし、SNSシェアボタン上下とか、もう少し細かいとありがたかったなと。
ただ、この点はサポートの方にお伝えしているので、いずれアップデートされれば良いなと期待しています(^^;)
2. フォーラムやマニュアルがいまひとつ
フォーラム(質問コーナー)やマニュアルについては、もう少し充実すると良いなと思います。
フォーラムについては有志の方が答えてくれるのですが、製作者の方がどしどし回答いただけるともっと賑わうのに…と感じています。
マニュアルもひと通り用意されていますが、初心者でもわかるようなガッツリしたマニュアルがあればさらに利用者も増えるのではないでしょうか。
ただ、カスタマイズを紹介しているブログも多いため、私はそちらを参考にいろいろ実施しています。
まとめ:私がザ・トールに決めた理由
再度、私がザ・トールの利用に決めた理由を、他のテーマと比較してまとめます。
テーマ | 価格 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
THE THOR | 16,280円 | 高速・デザインのテンプレがかっこいい・AMP/PWA対応 | 値段が高め |
AFFINGER5 | 14,800円 | 多機能・デザイン豊富・AMP対応 | 一部機能が有料 |
DIVER | 17,980円 | 多機能・AMP対応 | 値段が高め・速度が落ちるという評判あり |
JIN | 14,800円 | デザインが豊富・マニュアルやサポートがしっかりしている | 利用者が多いのでデザインがかぶりがち |
STORK | 10,800円 | デザインがシンプルで見やすい | 複数サイト利用不可 |
SANGO | 10,800円 | デザインがシンプルで見やすい・マニュアルやサポートがしっかりしている | 利用者が多いのでデザインがかぶりがち |
※価格はすべて税込みです。
各テーマを選ばなかった理由はこちら。
上記を総合して、THE THORに決めました。
トールのデメリットも挙げましたが、後悔はありません。
サクサク動いて、デザインの適用も簡単だったので満足しています。
なので、「「THE THOR (ザ・トール)」はオススメできますか?」と訊ねられたら、「私はオススメです」と答えます。
ただ、「何を重視するか」によってどのテーマが良いかは異なります。
この記事のレビューが参考になれば幸いです。