
在宅ワークに年齢制限はない
通常、転職に有利なのは「35歳まで」とされています。
それ以上の年齢だと、管理職の経験やマネジメントスキル、デザインなど何か特化した技術がないと難しい傾向にあります。
ですが、在宅ワークの場合は当てはまらないことが多いです。
求人に「◯歳まで」と年齢制限を記載することはあまりありません。
実際に、在宅勤務の求人を見てみるとわかります。
私自身、2箇所の企業で採用担当として働いた経験がありますが、年齢制限を設けたことはありません。
冒頭の通り、私の会社では70歳の方、60歳の方も働いていらっしゃいます。
一般的に、「雇用契約」の場合は年齢制限が設けられるケースが多いです。
雇用契約とは、会社に雇用されて働く形態。いわゆる、「会社員」で、正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイトなどです。
雇用契約、特にフルタイムの場合は、「若手を育てたい」といった企業側の思惑があり、年齢制限が設けられることがほとんどです。
一方、在宅ワークで多いのは「業務委託契約」で、これは年齢が制限されることはまずありません。
業務委託契約は、企業と契約を結び、業務を遂行するというもの。
業務をこなせれば、年齢は関係ありません。
とはいえ、企業やクライアントによっては、掲載していないだけで年齢による線引をしているケースもなきにしもあらずです。
ただ、個人的には年齢で選考を制限していない企業のほうが伸びるんじゃないかな~と思っています。
家で働くには年齢制限はない、けれども
「家で働きたいけど、50歳だから無理かな……」
と考えていらっしゃる方。
年齢で、「無理」と諦める必要はありません!
ただ、そのように「50歳だから」「パソコンに詳しくないから」という思考を強く持っていると、厳しいかもしれません。
私の周りには、50歳、60歳、年齢に関わらず活躍されている方もたくさんいらっしゃいます。
そのような方に共通するのは、前向きであること。
「もう年だから……」と思って行動しないでいると、何も変わりません。
脳って、年齢によって衰えることはないのだそうですよ!
力仕事は年齢によって難しくなるかもしれませんが、そうでなければ年齢は関係ないことが多いです。
最近ではインターネットの動画で学べるサービスもあるので、いろいろなことがわかりやすく、手軽に勉強できますよ!
50代以上で活躍されている方の実例
私の周囲の方の話にはなりますが、最後に50代以上で在宅ワークされている方の実例を簡単にご紹介します。
Aさん・男性・64歳
- 在宅ワークを始めた経緯:
- 定年退職後、時間を持て余しそうになったため、家で何かできないかと検索。時代の先をいく技術に触れていたいとのことで、IT企業を選択し、テストを受験し業務委託契約を結んだ。
- 職種:文字起こし業務
- 2019年初頭より業務を開始し、2020年3月現在も継続中
Bさん・女性・55歳
- 在宅ワークを始めた経緯:
- 更年期障害が重く、母親の介護もしなければならなかったため
- 職種:電話営業(テレマーケティング)
- パソコンには詳しくないが、人に聞いたり、自分で調べられる範囲は調べたりして、毎日に報告業務やインターネット会議など業務には差し障りがない
- 明るい人柄で、職場のムードメーカー役
Cさん・女性・60歳
- 在宅ワークを始めた経緯:夫の介護のため
- 職種:営業事務(請求書や見積書の発行、顧客対応)
- パソコンには詳しいわけではないが、日常業務には不自由しない
- 堅実な業務で、周りから頼られる存在
などなど……。
Aさんの場合、企業での職業経験がありましたが、BさんやCさんはブランクも長かった方です。
みなさんそれぞれ活躍されていて、私も見習いたいと思っています。
まとめ
以上、在宅ワークをするのに年齢は関係ない、というお話でした。
「もう年だから」と行動を止めてしまうと、そこまでです。
一方、とにかく何か動いてみると、年齢は関係なく実ることが多いものです。
特にフリーランスや業務委託契約といった会社に縛られない働き方は、安定していないとは言われますが、さまざまな可能性があります。
年齢で諦めず、ぜひチャレンジしてみてくださいね。