探してみたけどいい求人がないんですけど…。
このようなご相談を受けることがたくさんあります。
情報誌や専門サイトが豊富な通常の仕事と比べて、リモートワークは探しにくいですよね。
私自身も経験があるのでわかります。
私は在宅勤務で人事・採用の仕事をしており、求人を掲載したこともあるので、探す側・探される側双方の経験を踏まえ「リモートワークの探し方」をこの記事にまとめました。
求人の量と質(信頼性)の面から段階に分けて記載しています。
また、フリーランス、業務委託、雇用、などいずれの形態でも当てはまる探し方かなと思いますので、参考になれば幸いです(^^)
在宅求人の探し方
以下の表で、在宅ワークの探し方や求人サイトを量・質・媒体ごとにまとめました。
探し方・サイト | 求人の量 | 求人の質・信頼性 |
クラウドソーシングサイト | ||
求人サイト | ||
キャスターのサービス | ||
転職エージェント | ||
企業のホームページ | ||
人づてによる紹介 |
※この表における「量」は「リモートワークの量」を指します。
※この表における「質」は「詐欺求人」や「料金不払い」など悪徳企業・求人が掲載されていないかどうかを指します。
次項からひとつひとつご紹介していきますね。
クラウドソーシングサイト
◎メリット
- 求人・仕事数が多い
- 「報酬が支払われない」という事態が防ぎやすい
△デメリット
- 詐欺求人や信頼性の低い求人もある
まず、求人の量がもっとも多いクラウドソーシングサイトをご紹介します。
クラウドソーシングサイトの代表は、クラウドワークスやランサース。
個人や企業・団体からの求人が多い反面、詐欺求人や「簡単に稼げます!」といったアヤシイ求人もあるのはデメリットです。
また、クラウドソーシングサイトでの仕事は雇用契約ではなく業務委託契約を結ぶことになるため、正社員やパート・アルバイトなど雇用契約の仕事を探している場合は適していません。
クラウドソーシングサイトとは?
クラウドソーシングサイト・クラウドソーシングサービスというのは、仕事を依頼したい個人や企業(上記表の発注者)と、仕事をしたい個人(受注者)を結ぶサイト・サービスのことです。
ちなみに、クラウドソーシングというのは「群衆=クラウド(crowd)」と「業務委託=ソーシング(sourcing)」をくっつけた造語で、ネットを通じて「不特定多数の群衆」に「業務を委託して」効率よく仕事や作業を行なうこと。
クラウドソーシングサイトは以下のような役目を果たしています。
- 仕事を依頼したい側:求人を掲載する、仕事を依頼したい作業者をスカウトする
- 仕事をしたい側:求人を探す、プロフィールやスキル・経歴を掲載する
クラウドソーシングサイトは仕事をしたい側と仕事を依頼したい側、双方の間に入り、報酬のやり取りを管理しています。
そのため「仕事をしたのに報酬を支払ってもらえない」といったことはありません(仕事を行なう前に依頼側が仮払をするため)。
クラウドソーシングサイトのメリット・デメリット
クラウドソーシングサイトは冒頭に記載したように、求人の量が多いです。
プログラミングやデザイン関係、マーケティングなど専門的なスキルが必要になる仕事はもちろん、事務、営業、カスタマーサービス、ネットショップ運営手伝い、など多彩な募集があります。
求人数が多い一方で、「稼げます!」といった文句で人を集めるような詐欺サイト・マルチ商法に近い求人も中には存在します。
ただ、間にクラウドソーシングサイトが入っているため、「仕事をしたのに報酬が支払われない」といったことはありません。
※信頼できない依頼主からLINEやメールアドレスなど連絡先を聞かれた場合は応えないようにしてください。
クラウドソーシングサイトを利用すべき人は?
ライティングやプログラミング、デザイン関係の仕事を希望しているフリーランスの方はもちろん、事務やカスタマーサービスなどの職種を探している方も登録しておいて損はありません。
クラウドワークスとランサーズの違いをざっと記載すると…。
- クラウドワークス
- 事務や営業、カスタマーサービスなど一般的な求人はランサーズよりも多い
- スカウトが来ることもランサーズより多め(体感)
- ランサーズ
- ライターやエンジニア、デザイナーの求人はランサーズのほうが比較的質が高い
ひとまず双方に登録し、プロフィールや経歴をしっかり記入しておくと良いですよ(片方は同じ文言=コピペでOK)。
そうすれば依頼主やクラウドワークスからスカウト・仕事の依頼が来ることも増えますので!
もしどちらかに絞るなら、クラウドワークスがおすすめです。
理由は、「クラウドワークスビズアシスタントオンライン」という、リモートワークの派遣サービスのようなシステムがあるから。
クラウドワークスと面談を行ない、適した仕事を紹介してくれるサービスです。
通常、クラウドワークスやランサーズの業務には手数料がかかりますが、ビズアシスタントオンラインなら無料です。
参考:クラウドワークス・ビズアシスタントオンラインのメリットデメリットを実体験からご紹介!
リモートワーク関連の転職・求人サイト
◎メリット
- 求人・仕事数が多め
- 正社員、パート・アルバイトなど直接雇用の仕事も掲載している
△デメリット
- クラウドソーシングサイトよりは掲載数が少ない
次にご紹介するのは、通常の求人サイトの中から、特にリモートワークが多いサイトを選びました。
クラウドソーシングサイトと異なるのは、あくまで「求人を掲載しているサイト」であって、企業との報酬のやり取りは自分で行ないます。
ただ、業務委託ではなく雇用契約を結ぶ場合も多いため、雇用の仕事を探している場合も適しています。
リモートワークを探すためにオススメのサイト
オススメは以下のサイトです。
- ReWorks(リワークス)
- ママワークス(ママじゃなくても、男性でもOK)
- Wantedly(ウォンテッドリー)
- Indeed(インディード)
ReWorks
ReWorks(リワークス)は、かなり珍しいフルリモートワークに特化した求人サイト。
他のサイトはリモートワーク以外の求人も混じっているので、「あ!この仕事良さそう……と思ったら、出社の仕事か……」とガッカリすることもしばしばあるのですが、リワークスはすべてフルリモートの求人なので安心です。
無料ですし、とりあえず登録して求人を見てみることをオススメします。
ママワークス
ママワークスは求人検索で「在宅勤務」の項目が選べるため探しやすいです。
また、プロフィールや経歴を入力しておくとスカウトが来ることもありますので、プロフィールはしっかり埋めておくことをオススメします!
Wantedly
Wantedly(ウォンテッドリー)はやや特殊ではありますが、正社員の案件が今回ご紹介している他のサイトより多いです。
ベンチャー企業など新しい会社が利用していることが多いので、「リモートワーク」等新しい働き方を積極的に取り入れている経営者が多いです。
Indeed
Indeed(インディード)は少し探しにくいですが、掘り出し物の案件があることもちらほら。
企業がIndeedに求人を掲載するのは、無料です。
ですが、検索上位に表示されている企業はIndeedに対して広告料を支払っているため、上位表示される企業は採用に力を入れていることが多いです。
キャスターのサービス
「株式会社キャスター」は、リモートワークのパイオニアのような存在です。
いちはやくリモートワークの求人に注目し、リモートワーク関連のさまざまなサービスを展開しています。
ホームページを見ることはもちろん、Twitterで「キャスター」と検索し、キャスターの方のアカウントをフォローするのがおすすめです。
頻繁にリモートワークの求人をツイートしていますし、リモートワークの情報も手に入ります。
転職エージェント
転職エージェントは、専門のキャリアアドバイザーが求人を紹介してくれるサービス。
以前はこの記事に掲載していなかったのですが、新型コロナウイルスの影響でリモートワークの求人が増えたため、ご紹介します。
リモートワークの求人が豊富、というわけではありませんが、転職エージェントが仲介に入るため求人の質は良いです。
まずは大手のリクナビやマイナビ(女性ならマイナビのウーマンウィル)に登録しておくのが無難です。
それぞれのエージェントが持っている求人が異なりますし、担当者との相性もあるので、複数のエージェントに登録しておくのがオススメです。
(プロフィールなどコピペできるので、一度に済ませると楽ちんです)
最後の「女性しごと応援テラス・東京しごとセンター」は転職エージェントとは異なりますが、専門家に相談できる点が共通していることと、おもしろいなと思ったのでご紹介します。
託児所があったり、事務、経理、Excel、給与計算などのスキルを未経験から学べる講座が付いていたりします。
都内近郊にお住まいの女性、事務系の仕事に就いてみたい女性は良いかもしれません。
事務系の仕事はリモートワークができる可能性が高いですし、スキルを身につけられて就職支援もしてくれるのは興味深いと思い紹介しました。
企業のホームページ
◎メリット
- 企業が直接掲載をしているので、信頼性が高い
△デメリット
- 検索するのがたいへん
企業の採用ページに在宅勤務の仕事が掲載されている場合もあります。
ただしこの場合、インターネット検索で探しにくいのがデメリット。
「在宅勤務」「リモートワーク」「テレワーク」などを検索すると、膨大なサイトがヒットするためです。
ですので、普段から気になる企業のホームページを探してみて、採用ページでリモートワークの求人がないか当たってみたほうが確実です。
普段読んでいるWEB記事・ニュースサイト、レシピサイト、通販サイトなどは、リモートワークでライターやカスタマーサポートの募集を行なっていることがあります。
募集が終了していても、ダメもとで「募集していませんか」と企業に丁寧に問い合わせすると、空き求人を案内してくれる可能性があるため、諦めずコンタクトを取るのがオススメです。
人づての紹介
◎メリット
- 人づての紹介なので、信頼性が高い
△デメリット
- リモートワーカーの知り合いがいない初心者には探しにくい
人から紹介を受ける仕事のため、信頼性の高い探し方です。
また、リモートワークを長く続けていると人脈が増えます。
そうすると転職した人から「うちに来ない?」「この仕事お願いしたいんですが」というお誘いが来ることもしばしば。
実際に私も何度か仕事をいただいたことがありました。
フリーランスの方も、人づての紹介は重要です。
プログラマーや翻訳家、デザイナー、ライター、など技術が必要になる仕事の場合は、納品物の質を高めたりコミュニケーションをしっかり取っていると、次も仕事をもらいやすいです。
需要がある仕事に就きたい。どこから始めたらいいのかわからない。そんな人は…
と聞かれることがとても多いのですが、迷わず「プログラマーです」とお答えしています。
私は転職サービスで働いていたり、企業の人事・採用の仕事をしていたりしたのでわかるのですが、プログラマー需要はとても多いです。
「プログラマー」ほどの専門スキルはなくても、ITスキルを身につけておくと、就職に必ず役立つといっても過言ではありません。
じつは、私もプログラミングスキルを身につけようと勉強していた時期があります。
結果的にプログラマーにはならなかったのですが、現在のこのブログ運営でも大いに役立っていますし、企業でシステムまわりを任されたりと、大変役に立っています。
リモートワークしたい。
手に職をつけたい。
そういう思いがある方は、ITスキルを本格的に学んでみてはいかがでしょうか。
プログラマーを目指していなくても、以下のサイトはプログラミングを楽しく自己学習できるのでおすすめです(無料で始められます)
独学でもプログラマーを目指せますが、目指すべき道や目的のスキルが明確でないと難しいです。
本格的にエンジニアとして就業したい・フリーランスのエンジニアになりたい・副業でエンジニアとして働きたい…と考えるなら、スクール兼就職サポートまであるサービスを検討してみると良いかもしれません。
いろいろ調べたかぎり、以下の点からおすすめできるのが上記サービスです。
- オンライン型レッスンに対応
- 就職サポートだけでなく、副業サポートやフリーランスとして働きたい方も支援
- 大手
- 複数のコースがある
この記事もおすすめ:在宅ワークで身につけると良いおすすめスキル
まとめ
以上、リモートワークを探せるサイトをご紹介しました。
探す際のコツは、複数のサイトに登録すること。
すべて登録は無料なので、ひとまず登録して実際に検索したり、アドバイスをもらったり、プロフィールを埋めたりしておくのがオススメです。
同時に登録してしまえば、一度にプロフィールをコピペできますので!
リモートワークをするために一番必要なものは【行動】です。
ぜひ積極的に動いてみてくださいね!