

このように健康・美容系のブログを運営して収入を得たいという方に向けて、この記事では「健康・美容系のブログは稼げるのか?」ということをまとめました。
私は2016年から健康・闘病系の別ブログを運営しておりまして、一時はGoogle検索で上位に表示されたこともありました。
でも、稼ぐために健康系のブログを運営することはやめておいたほうがいいです。
詳しくお話していきますね。
健康・美容系に該当する内容
まず、「健康・美容系」に当てはまる内容例を以下に記載します。
- 病気に関する体験記・治療法
- 例:うつ病体験記、ヘルニア治療記録など
- 健康法
- 例:冷え性改善、肩こり緩和など
- ダイエット
- 脱毛・増毛
- 化粧品
- 例:敏感肌に効果のあるコスメなど
このようなテーマでブログを運営しようと考えている方は、本記事を参考にしていただければ幸いです。
健康系ブログはGoogleに上位表示されにくい
私が闘病ブログを始めたきっかけは、自分が病気になった経験から「誰かの役に立つ情報を発信したい」ということでした。
稼ぐために健康系ブログを開始したわけではないのですが、「お小遣い程度でも収入があったら良いな…」という思いでGoogleアドセンスとアフィリエイトを導入しています。
収入化を意識していたわけではないのですが、コツコツ更新していたところ、別ブログは「逆流性食道炎」「副腎疲労」といったキーワードでGoogle検索に上位表示された時期がありました。
また、後述するiHerbというサイトで私が購入して良かったサプリメントを紹介したところ、毎月数千円~数万円の収入を得ることができていました。
ですが、昨今では圏外に飛ばされてしまいました。
というのも、2017年からGoogle検索のアルゴリズム(検索の仕様)が定期的にアップデートされたためです。
これにより個人が運営する健康・病気に関係するブログのほとんどは検索順位が大幅に下がってしまいました。
なぜこのようなアップデートが行なわれたのでしょうか。
Google検索が重視するYMYLとは?
簡単に言うと、Googleは「【YMYL】に属するジャンルを扱うサイトについては、信頼できるサイトしか上位表示しない」という方針を取ることに決めました。
YMYLというのは「Your Money or Your Life」の略で、「人の将来の幸福、健康、経済的安定、または安全性に影響を及ぼすページ」のこと(Googleガイドライン:PDF)。
YMYLに該当するジャンルの例はこちらです。
- お金に関わるもの(財務、保険、銀行など)
- 健康に関わるもの(医療・美容など)
- 法律に関わるもの
- その他(住宅、教育、仕事など)
上記に当てはまるテーマでブログを書きGoogle検索で上位に表示させたい場合、内容に信頼性や権威性を持たせることが必要です。
ジャンルにもよりますが、Google検索で個人のブログが上位表示されることが減った…と最近感じたことはありませんか?
特に、健康・病気・美容系について検索すると、医薬品メーカーや記事数の多いメディア、医師や病院のページにたどり着くと思います。
医師や病院、メーカー、WEB記事のメディア、などはその道のプロが運営しているサイトなので、Googleにも認められて上位表示されているわけなのです。
それらの情報が本当に正しいかはさておき……。
ブログに信頼性を持たせるための対策法
YMYLに該当するテーマでブログを書く際、検索に上位表示させる=信頼性・権威性を持たせるための対応策が以下の方法です。
- 資格を取得する
- 資格所持者に監修してもらう
- 信頼できる論文や研究・文献を引用する
たとえば、住宅についてのブログを運営したい場合は宅建、法律に関わるものなら弁護士、などテーマに関連する資格を取得して記事を書けば権威性が上がります。
資格については、プロフィール等ブログの端々に記載して大きくアピールしましょう。
ただ、マイナーな民間資格ではあまり意味はないかもしれません。
自分が取得することが難しい場合は、資格保持者に監修や執筆を依頼することでも対応が可能です。
また、きちんと「監修:◯◯」とサイトやブログ記事に掲載すること。
「1」も「2」もできない場合は、「3」の信頼できる情報を信頼できるサイトからきちんとした形で引用する、という方法を取ることになります。
(とはいえ文献や研究の引用は「1」でも「2」でもあったほうが良いですが)
健康・美容系ブログに信頼性を持たせる方法
これらを健康・美容系のブログに当てはめると以下のようになります。
- 医療免許や薬剤師免許を所持する
- 医師や薬剤師に監修してもらう
- 信頼できる論文や研究・文献を引用する
現実的に考えて「1」の対策は無理なので、「2」か「3」の方法を取ることになります。
ただ、「2」は別途費用が発生しますし、「3」についてはいちいち文献を引用しているとキリがない状況です…。
健康・美容系ブログを運営したい方は、自分の体験を記事にしたい方が多いと思います。
「◯◯は痩せる」「◯◯は肌にいい」といったことを自分で試してみて、それが良かったからブログで紹介したい。
私自身もそうでした。
自分で試行錯誤して良かったことを、ブログでも広めたいと思っていました。
たとえば、ダイエットブログで「糖質を避けると痩せる」というテーマで記事を書くとします。
「自分は糖質制限で痩せた」「テレビや雑誌で糖質制限はいいと紹介していた」という根拠では弱いです。
そのため「糖質を摂らないと痩せる」という文献や研究を探すことになりますが、これがかなり大変。
さらに、実際には「糖質制限は危険性しかない」という論文もあるので、健康・美容系は何が正解なのか選択するのも難しいです。
私自身痛感しているのですが、医師や薬剤師が言っていることもバラバラで、間違っていることも大いにありえます。
なので、個人の体験ブログのほうがじつは参考になることが多いのですが、「医師」「薬剤師」には国家資格があるわけなので、Googleには信頼されています。
…闘病ブログを運営している身としてはけっこうジレンマがあったりします。
話が少しそれましたが、要するに。
健康系ブログで個人が権威性を保つのはかなり難しいのです。
たとえきちんと引用していたとしても、大手製薬メーカーや医師にはかまいません。
一時期は、記事数が多ければGoogleへ上位表示され、健康・美容系ブログでも稼ぐことはできました。
おそらく、私の闘病ブログも収入化を意識して運営していれば、けっこうな収入を得られていたかもしれません。
でも、これまでご紹介してきたように、個人の健康系ブログは「Google検索で表示されにくい」という事態が起きています。
おそらくGoogleの方針は今後も変わらないでしょう。
まとめ
健康・美容系のジャンルは、個人がGoogle検索で製薬メーカーや病院、大手メディアに勝つのはほとんど無理な状況です。
たとえいくら良い情報を発信しても、です。
ただ、それ以外の動機やモチベーションがあるなら、個人的にブログ運営は楽しいと思っているので、始めてみても良いかと思います。
- 誰かの役に立つ情報を発信したい
- 自分の体験談を広めたい
- 同じ境遇の仲間と交流したい
などなど。
健康・美容系のブログで集客したい・収入を得たい、という対策法は別途記事を書いています。
よろしければご覧ください(^^)